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WebDAV 使用、httpd.conf の設定, suExec 無効化、PHP4 関連、tDiary を Virtual Host で利用する場合など、Debian GNU/Linux 3.0 (Woody) とウェブサーバー関連のメモ。
apache-ssl パッケージを利用する方法と、apache パッケージに libapache-mod-ssl パッケージを利用する方法の2種類がある。一般的なのは後者(と思う)。
mod-ssl の認証作成には mod-ssl-makecert コマンドを使用する。
apache の設定に関して、セキュリティを考えると、/etc/apache/httpd.conf で
ServerSignature Off
ServerTokens Product Only
に変更すべきだと思われる。
またブラウザによって日本語が文字化けすることがある。これに関しては
AddDefaultCharset on
を off に設定する。
apt-get install libapache-mod-dav と /etc/apache/httpd.conf の設定で WebDAV は利用できるが、日本語ファイル名の処理のための mod_encoding だけは手動でコンパイル&インストールを行わなければならない。
apache パッケージのアップデート時には再コンパイルが必要となる場合がある。
apt-get install php4 でインストールされる。Official Package は最新版からは少し古め。最新版に近いパッケージは、
deb http://debian.moolfreet.com ./
にあるが、ここには他のサーバー系パッケージの新しいバージョンも数多くあるので、PHP4 だけを利用する場合には注意が必要。
GD2 を利用する場合には php4-gd2 パッケージを、PostgreSQL を利用する場合は php4-pgsql パッケージをインストールする。
PHP4 のモジュールを追加した場合や PHP に関する設定 (httpd.conf) を変更した場合には、apache は reload (kill -HUP) ではなく、完全な再起動 (/etc/init.d/apache restart) が必要。モジュールや PHP の設定の読み込みが apache の起動時に1回のみ行われるため。
Debian の apache はデフォルトではsuExec が有効になる仕様になっている。そのため、他のディストリビューションからの移行では CGI/SSI の実行ができなくなる場合がある。利用ユーザーが各自にウェブサイトをユーザーディレクトリ内に作成している場合には、suExec を有効にしたまま、CGI/SSI が実行できるようにファイル/ディレクトリの実行権限を変更すべきである。
が、そうでない場合や移行に手間がかかるなど suExec を無効にしたい場合には
mv /usr/lib/apache/suexec /usr/lib/apache/suexec.bak
などとして /usr/lib/apache/suexec を利用できないようにすれば良い。
なお suExec が有効になっていても suExec が実際に適用されるのは、
のいずれかの条件が満たされた場合のみである。これ以外の場合には、suExec が有効になっていても、suExec は適用されない。
/etc/apt/sources.list に以下の aptline を追加して、apt-get update; apt-get install tdiary tdiary-plugin tdiary-theme を実行する。
deb http://www.sgtpepper.net/hyspro/deb ./
tDiary のテーマライブラリ (tdiary-theme) は /var/www/tdiary/theme/ 以下にインストールされる。
Debian の apache は suExec 仕様のため、ユーザーホーム (~/public_html など以下)にインストールする場合には、
tdiary-setup default /home/username/public_html/tdiary
などとする。suExec を無効にしていたり、Virtual host を利用している場合には
tdiary-setup symlink /home/username/public_html/tdiary
とする。
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