Closs Development on Debian

Debian GNU/Linux 3.0 (Woody) 上に SL Zaurus (SL-Cxxx) のクロス開発環境を構築する手順のメモです。

必要なファイルの取得

ザウルス宝箱 Pro サイトの 「SLシリーズ関連 開発ツール一覧のページ」 にある “Linux関連 開発ツール”の欄から

同じく 「SLシリーズ関連 クラスライブラリリファレンス」 ページから

同じく 「シャープライブラリ ダウンロードのページ」 から

Trolltech FTP server の qtopia ディレクトリから

をダウンロードする。

その他にドキュメント類として、ザウルス宝箱 Pro サイトの 「SLシリーズ関連 ソフトウェア資料」 ページから

をダウンロードしておき、以降これを参照する。

インストール手順

前項でダウンロードしたドキュメント「Qtopia開発チュートリアル」の第1章にある手順のとおり作業を行っていくが、Debian 環境にインストールする場合には、rpm ファイルを alien で deb ファイルに変換してからインストールを行うほうが望ましい。

alien パッケージがインストールされていない場合には、apt-get install alien でパッケージをインストールする。

alien で変換するファイルは以下の5ファイル。

alien で変換したのちは、以下のファイルが作成されているはず。

この5ファイルを dpkg -i でインストールする。

次にドキュメント「Qtopia開発チュートリアル」の 1.2.3 項にあるとおり、シャープ用 tmake 設定ファイルをインストールする。

このあと 「Qtopia開発チュートリアル」 はサンプル・プログラムのコンパイルテストを行う手順となっているが、シャープ用ライブラリのインストールと修正ライブラリの入れ替えを行う。

  1. ダウンロードした sharpsdk-pub-20021227.tar.gz を /opt/Qtopia ディレクトリで展開して、/opt/Qtopia 以下のファイルをシャープ用のものと入れ替える。
  2. ダウンロードした libqte.so.2.3.2.gz を gzip -d で解凍して、「SLシリーズ関連 クラスライブラリリファレンス」 ページの記述にあるように libqte を修正版と入れ替える。

シャープ用のライブラリをインストールすることでコンパイル環境設定用のスクリプトは /opt/Qtopia 以下にあるので、「Qtopia開発チュートリアル」の 1.2.3 項のスクリプトを新たに作成する必要はない。/opt/Qtopia/dev-*.sh を実行するようにすればよい。また、SL-C700 用のコンパイル環境設定スクリプトと qvfb 実行スクリプトもある。

これでクロス開発環境の構築は終わりとなる。あとは 「Qtopia開発チュートリアル」 に従ってサンプル・プログラムのコンパイルテストを行い、開発を行っていけばよい。

 

 

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